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- 1名採用するだけで50万円~100万円の手数料は高いのでは?
- 中途採用、新卒採用どちらも同じ額がかかるの?
- 介護の人材紹介会社に支払う手数料はいくら?
超高齢化社会に進む日本。
2025年問題が話題になっている。
2025年問題とは、日本の人口の年齢別リ必が劇的に変化する。
「社会構造のの変化」
「体制の分岐点」
影響は、多岐にわたる。
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- 福祉
- 介護
- 医療
だけではありません。
介護人材に必要な労働人口は、推定約253万人。
その状況に対して、215万人しか確保できないのです。
よって、各施設、事業者は、これから採用コストを抑える工夫をしなければいけない。
今回の記事では、介護職員の紹介会社に支払う手数料について、以下の目次で解説してます。
介護の採用市場
採用手法別の料金相場
介護業界特化サービスは過信するな!
業界を苦しめる実態
介護の採用市場
人口構造の変化
上記データは、令和元年の厚生労働省のデータ。
一番下は、15歳未満
中央が、15~64歳。
上部は、65歳以上。
【将来の予測】
2065年には、65歳以上の割合が38.4%。
人口の割合は、2.6人に1人が高齢者という試算。
現在の割合では、高齢者を支える介護業界は継続困難な状況が想定されます。
有効求人倍率
介護業界における有効求人倍率はどのくらい?
以下のとおりです。
都道府県 | 有効求人倍率 |
北海道 | 2.68 |
青森県 | 2.64 |
岩手県 | 2.36 |
宮城県 | 3.53 |
秋田県 | 2.62 |
山形県 | 2.76 |
福島県 | 3.18 |
茨城県 | 4.69 |
栃木県 | 3.04 |
群馬県 | 3.66 |
埼玉県 | 4.42 |
千葉県 | 4.80 |
東京都 | 6.05 |
神奈川県 | 4.24 |
新潟県 | 2.89 |
富山県 | 4.71 |
石川県 | 3.27 |
福井県 | 3.56 |
山梨県 | 2.32 |
長野県 | 3.02 |
岐阜県 | 5.51 |
静岡県 | 4.23 |
愛知県 | 6.19 |
三重県 | 4.14 |
滋賀県 | 2.63 |
京都府 | 3.75 |
大阪府 | 4.94 |
兵庫県 | 3.82 |
奈良県 | 4.88 |
和歌山県 | 2.59 |
鳥取県 | 2.51 |
島根県 | 2.72 |
岡山県 | 3.68 |
広島県 | 3.62 |
山口県 | 3.03 |
徳島県 | 3.33 |
香川県 | 3.14 |
愛媛県 | 3.53 |
高知県 | 2.26 |
福岡県 | 3.46 |
佐賀県 | 2.75 |
長崎県 | 2.45 |
熊本県 | 3.14 |
大分県 | 2.36 |
宮崎県 | 2.61 |
鹿児島県 | 2.59 |
沖縄県 | 2.27 |
介護士求人募集のポイント
- 介護職員の補充をしたい
- 欠員が出そうで困っている
- 早急に即戦力になる人を探している
まず離職者を減らす方が重要です。
そもそも介護業界が改善するべき問題は、内部にある。
具体的には、
- 人間関係の改善
- リーダーや管理職の仕事量の見直し
- パート、アルバイト、派遣社員の時給格差の明確性
- 正社員、非正規社員の仕事の分け方
- 有休取得率
- シフトを決める際の希望休暇の取得
- 資格取得の支援
まだまだやることが山積みです。
これらが整っていない状況で、現役の職員には、以下のような人生のイベントが起こる。
- 女性職員の妊娠、出産による産休育休取得
- 40代50代60代以降の家事と育児の両立ができない状態
- 親の介護の関係
夜勤の有無だけではありません。
- 体力の低下
- 不規則な生活に対する体調不良
- 慣れない道を走る【送迎者の運転等】
いろいろな課題がそのままになっていることが見受けられるのです。
企業として、採用した従業員の将来性を考える。
「どうしたら家事と育児が両立できるのか?」
この問題に向き合っていない現場は、産休育休後に現場復帰が難しい状態になります。
【応募条件の見直し】
- 介護福祉士等有資格者しか採用しない
- 未経験者歓迎(OK)
- 資格取得支援制度の有無
無資格者を育成することが困難な施設もまだまだ多い。
しかし、それではもう人材は確保できない可能性が高い。
なぜか?
初心者、未経験者にとっては、介護、福祉について、想像もできていないことが多いのです。
つまり、職種、業種に対しての認知が低い状態。
- 説明会の実施
- 介護士初任者研修の案内
- 介護の仕事を慕い方向けの無料講座
こうしたイベントや企画を経営者側が地域密着で対応する必要があります。
【1日の仕事の流れの明確化】
- 本当に残業なしで帰れるのか?
- 休日の時間外出勤等を求められる可能性は?
- 夜勤ばかりで日勤が少ないという状況にならないのか?
施設の事を知らない人にとっては、面接時と入社後の待遇の違いが一番の心配要素。
よって、以下のような対策も必要です。
現場見学会を用意する。
1日体験入社を実施する。
先輩スタッフの帰宅前の1時間の様子などを見学可能とする。
これだけでもハードルは下がります。
【働き方改革の促進】
- 週3日の勤務
- 夜勤なしの日勤専従
- 夜勤専従
ライフスタイルに合わせた働き方の提示が求められている。
働き方が柔軟な介護施設ほど人が集まります。
反対に、「早番遅番ができない人は不要!」みたいなこだわりを持つ企業はどんどん応募が減っていきます。
採用手法別の料金相場
- 求人を出しても人が集まらない
- 応募すら来ない
採用方法を誤解している施設も多い。
求人サイト【掲載型】
求人サイトには以下のような種類があります。
- インディードや職安の無料掲載ページ
- DOMOやとらばーゆなど地方媒体への求人サイト掲載
- リクルート系サービス
求人サイトに掲載するメリット
- 地域密着で広告を掲載することが可能
- 転職潜在層にアプローチすることが可能
- 一定の期間ごとに広告の見直しも可能
- 複数人採用してもコストは同じ
求人サイトに掲載するデメリット
- 反応がないこともある
- 採用につながらない場合も費用はかかる
料金相場
- おおよそ2週間で15万円~30万円程度のコストが発生
- 大きなサイズになれば、1回で50万円から100万円の費用がかかるケースもあります
人材紹介
人材紹介とは、職業紹介事業者が自社のWebサイトに登録した会員を紹介するサービスのこと。
メリット
- 初期投資が無料(成果報酬型)
- 広告の打合せ等の時間の削減
デメリット
- 1人当たり100万円~200万円のコストが必要
- 条件が合わない場合でも満額返金になる条件は厳しい
- 紹介がないこともある
費用相場
- 入職者の想定年収の35~45%を請求してくる会社もある
派遣社員
人材派遣会社を利用する方法。
メリット
- 雇用保険料の負担がない
- 必要性に応じて、契約更新の見直しが可能
- 退職金を支払う必要がない
デメリット
- 経営理念等を浸透させるのは難しい
- 仕事の量や時間も制限がある
- 条件次第で人材が集まらないこともある
料金相場
資格者ごとに相場が異なります。
介護福祉士、ケアマネージャーなど有資格者は、時給が高い会社しか選ばないけいこうもあります。
目安的には、1100円~1600円程度が相場となります。
介護業界特化サービスは過信するな!
採用手法で、安易に紹介会社を利用しないほうが良い理由をご紹介します。
人材の特性は理解していない
コロナ禍になったことで、社員との面談も多くがビデオ通話。
つまり、その人の人柄などはほとんどわからないまま電話連絡をしているケースは多い。
初回の登録後は、基本的に電話営業をするだけ。
結果的に、以下のような点はほとんど曖昧なまま紹介されていることが多い。
- 得意な仕事
- 苦手な仕事
- 性格的な特徴
- 前職の退職理由
ただ単に手数料の支払いが早い施設には紹介が多い。
人員を見極めたい!
決裁には時間が必要。
こういう施設は、なかなか決まらない人員が紹介されることもあります。
施設経営を苦しめる実態
実際に現場で紹介会社を利用したことで経営的に厳しい状況に追い込まれているケースもあります。
既存社員のボーナスとどっちが大事?
広告宣伝費が莫大に膨らんでしまった。
従業員に出すボーナスの加算ができない。
こんな状況になってしまっては、本末転倒。
結果的に、従業員からはこんな声が広がっています。
口コミ
賛否は各々の立場や考え方ですので事実だけ。
ボーナス少ないから、派遣登録。ブログアフィリと複業が増える→人材紹介のアフィリエイト→人材紹介登録の増加 →人材紹介サービスでの転職増加→介護施設の求人コスト超増大→ボーナス少ない みんな、ハロワに行こう!
インターネット検索の市場を従業員の方が理解している。
これでは、経営者を信用してもらえない。
もっときちんと社員紹介等の仕組み強化が求められているのではないでしょうか?
参考資料
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