- 介護職の転職をして失敗した!
- 教育体制が全く整っていない職場だった
- 面接の時の説明と現場がまるで別世界だった
何とかして、現場のスタッフを増やそうと必死になっている介護施設は多い。
そのため、面接では以下のような言葉が聞こえてくることもあります。
- 「恵まれた環境」
- 「人間関係も良好」
- 「暴言,暴力なんて全くない」
- 「離職率は低い」
もしこんな言葉を聞いたら、要注意。
私が現場で人事を担当していた時には、こういう説明はしませんでした。
結果的に、労働者と採用者で信用が崩れる可能性があるからです。
今回の記事では、介護職の転職で公開している人の原因や対処法を以下の目次でご紹介しています。
介護の転職で失敗後悔する人の共通点
介護職の転職を繰り返す人の後悔原因
介護職の転職で失敗しないコツ
長く続けられる介護施設や仕事の選び方
介護業界から異業種転職をするべき?
介護の転職で失敗後悔する人の共通点
なぜ有資格者になって、仕事を覚えたのに、転職をするのでしょうか?
人手不足が深刻化
介護の業界は、シフト制が一般的。
早番、日勤、中番、遅番、夜勤とさまざまなシフトがあります。
人員が不足するとどうなるのか?
- 連続夜勤
- 早番が続く
- 欠員が出ると補充でシフトチェンジ
こんなことを繰り返している現場があります。
すると、働いている職員たちからは、以下のような不満の声が出てくる。
- 休みの希望を出す意味がない
- 早番で出勤したのに、帰りは遅番と同じってどういうこと?
- 夜勤が日勤を手伝うなんて聞いていない
など、体力的にもきつい状況に追い込まれてしまう。
身体的負担
介護の業界でも介護度や身体状況によって、体の負担は大きく異なります。
オフィスワークで働き続けた人が急に未経験で入社しても長く続かない原因は、体力的にきついという声が多い。
- 年齢的にも限界を感じている
- 管理職になっても仕事量は増えるばかり
など体力的に限界を感じる人は多い。
新人教育や人事への不満
未経験OKの現場が以前よりも少なくなりました。
その背景には、教えてあげられるような余裕がないという現場が増えたことも関係します。
現場が疲弊しているのに、面接の段階では、マンツーマン指導とかメンター制度といった表現で勧誘のようなことをしている施設もあります。
その結果、利そうと現実のギャップで入社1日で辞めてしまう人もいます。
人間関係
介護職の退職理由で最も多いのが、人間関係。
特に、上司や幹部の経営方針等に賛同できない人は、役職についてからしんどくなって辞めてしまうことも多いのです。
新人では、メンターや教育担当が仕事を押し付けて、さらに質問しても対応してもらえないということもあります。
面接時に聞いていた内容と違う
面接では、夜勤はほとんどないと言われていたのに、実際にはすぐにでも入ってほしいという相談が来た。
相談と言いながら、半ば強制的に翌月のシフトから組み込まれていた。
こんな状況になると、信用できない、怖いと思ってしまうのも無理はない。
介護職の転職を繰り返す人の後悔原因
介護職で転職を繰り返す人は多い。
なぜそんなに多くの施設を転々とするのでしょうか?
近いからというだけで入社
確かに毎日通勤をする場所は近い方が体も楽です。
朝ゆっくり寝ていられるし、プライベートの時間も確保しやすい。
しかし、実際には、職場と家が近いせいで、残業や呼び出しをされてしまった人も少なくないのです。
高収入につられた
月収35万円以上!
未経験者歓迎!
こんな求人広告につられて応募をしてしまった人は多い。
しかし、実際に仕事を始めると、モデル月収になるには、かなりハードルが高いことを知る。
結果的に、未経験の初期の頃はほとんど稼ぎがない状態で、生活水準も落とすことになり、辛くなって辞めていく人は多い。
施設を深く考えずに決断
介護業界で働く上で、施設形態は非常に重要です。
- 介護老人保健施設
- デイサービス
- グループホーム
- 有料老人ホーム
- 特別養護老人ホーム
それぞれに施設の運営の軸があり、顧客の質も体制も異なります。
ただ単に、夜勤がないからとかレクが少ないからという理由でいろいろその場の勢いで決めてしまうのは危険です。
とにかく就職したかった
仕事を辞めてしばらくは遊びたい時期もあるかもしれません。
しかし、コロナ禍になって物価上昇やガソリン代高騰など日々の暮らしでお金がかかるようになったと実感する人は多い。
とにかく仕事を早く探さないとまずいという人ほど、仕事のモチベーションが早く下がってしまう傾向もあります。
介護職の転職で失敗しないコツ
介護職で自分に合った職場を見つけるにはどうすればいいのでしょうか?
働く上での優先順位を決める
仕事は、最終的には時給で考えると簡単です。
自分は月収25万円が欲しい。
例えば、1日8時間労働で22日働いた場合、176時間働くことになります。
つまりは、25万円÷176時間=時給1420円以上を稼ぐ必要があります。
時給1420円ってかなりいい金額だと思いませんか?
その分の仕事をするなら、たとえば、ちょっときつい仕事でも耐えるかと思えるようになるのです。
人間関係は屈服させる
新人として入ったら、相手との立場を逆転させる方法を考えましょう。
簡単に言えば、仕事の質とスピードを上げるのです。
- 指示待ち
- ミスが多い
- 報告をしない
この状況では、あなたへの態度も言葉も厳しくなるかもしれません。
しかし、やるべきことをやって定時に上がる。
これを繰り返す状態には誰も何も言えないのです。
自分のキャリアを考える
20代後半から30代半ばになれば、結婚や妊娠、出産など人生の大きなイベント時期の到来。
この時期を超えてから、働き方に対する考え方は大きく変わります。
- 仕事とプライベートの時間のあり方
- 施設への期待や将来性
- 自分の体力の低下
- 職場の雰囲気や教育体制
とにかく細かな部分に目を向けることができるようになるかどうかが勝負です。
ただ漠然と「職場が変われば人生がうまくいくかもしれない」という考え方は捨てましょう。
長く続けられる介護施設や仕事の選び方
長く続けられる仕事を見つけるためには、エージェントを使わないことが大切です。
その理由をご紹介します。
高い手数料と期待感
介護の転職エージェントを使うと人材1人に対して、年収の20%~45%という高額な紹介料を施設は支払います。
つまり、元を取るためにあなたに対する期待も仕事量も増える可能性が高い。
結果的に、直接応募のほうがじっくり教えてもらえたという声も聞こえてくるのです。
介護業界から異業種転職をするべき?
介護の仕事を辞めようかな!
介護から異業種転職をするべき?
こんなことを考える人は多い。
では実際にどうなのか?
介護からの異業種転職で成功した人の口コミ
私の後輩は、まさにこのパターンで人生が劇的に変わった。
何をしたのか?
答えは、製造業に行きました。
製造業も決して楽ではありません。
しかし、体力を使う対象が人でなくモノだったのです。
つまり、持ち方や運び方、扱い方を覚えたら、ワンパターン。
人のように動きやクセがあるわけではないからこそ、自分の目で確認することで簡単に覚えられるようになったのです。
そして、在籍年数に伴って昇給や昇格。
結果的に、結婚してもやっていけるかもしれないと思えるようになりました。
妊娠、出産後に保険営業に転職した女性
介護の現場に戻るだけの体力がない。
もうあの頃のようなスタミナは残っていない。
子育てに追われてしまうと、自分の仕事のスタイルも見直す人は多い。
女性は子どもが生まれると、家計を見直すことも多くなりますよね。
母親としての目線がそのまま仕事に役に立つと感じたのだそうです。
自分が20代の頃からはじめて置けばよかったと思えたからこそ、その商品を自信をもって紹介できる。
この繰り返しで、成果も順調に伸ばすことができたそうです。
つまり、自分自身の経験や体験から学んだことは必ず他の誰かのために役立つ。
こう考えながら、異業種転職を考えてみてはいかがでしょうか?
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