- 介護の仕事は、やりがいがある
- 他の仕事では体験できない!
こう話す人もいます。
一方では、
- きつい
- しんどい
こう嘆く人が絶えない。
万年人手不足になっているのは給料が低いという問題だけではありません。
むしろ、事業所単位で見ると、給料はかなり好条件にもかかわらず離職率が高い。
今回の記事では、介護職をやめて良かったという人の本音を下記目次でご案内しています。
介護の仕事を辞めたい人の悩み
介護の仕事をやめるべきか?
介護職の転職の成功と失敗注意点
介護の仕事をやめてよかった人の共通点
介護の仕事を辞めたい人の悩み
介護職では、以下の悩みが多い。
- 人間関係
- 生活リズム
- 給料、待遇面
- 体力的にきつい
順にご紹介します。
人間関係
介護現場に多い問題の断トツNo1は人間関係。
いくら求人票に「アットホーム」「人間関係が落ち着いている」と紹介しても現場を見て落胆する。
例えば、
- ベテランのリーダークラスに嫌われた
- 職場内のスタッフで派閥があった
- 若いというだけで目の敵にされた
- 妻帯者と独身で価値観が違う
中には、入居者向けに暴言や暴力をしている光景を目にして耐えられなくなったという方もいます。
生活リズム
介護職といえば、シフト制。
勤務時間には、
- 早番(早朝出勤)
- 日勤(日中勤務)
- 中番(入浴介助から夕食後まで)
- 遅番(昼食介助から夜勤者補助まで)
- 夜勤(夕入り翌朝まで)
施設や事業規模によってさまざま。
変則的な勤務時間になるため、睡眠時間や食事のリズムが崩れることも多い。
給料、待遇面
- 夜勤手当が少ない
- 日勤だけでは生活できない
- 資格手当が近くの他の施設より少ない
- 昇給や賞与が少ない
- 勤続年数に応じた評価が低い
- 退職金が少ない(1ヶ月分等)
などモチベーションを維持できない状態になる人は多い。
体力的にきつい
介護業界は、体力勝負。
いくら求人向けに「体に負担がない」と書いていても未経験者や初心者には負担が大きい。
- 排泄や入浴介助
- 車いすへの異動
- 寝た切りの方の介助
こうした作業をこなす中で、しんどいと思う人は多い。
理想と現実のギャップ
介護業界は、ただ年寄りが好きというだけでは通用しない。
例えば、
- 独特のにおいが耐えられない
- 排泄物を扱うことに対する抵抗感
- 利用者からの暴言や暴力
他にも利用者の家族との関わり方まで悩みの対象は広がっていく。
ストレス
- 仕事上のミスが続く
- 覚えられないうまく
- いかない
人間関係や給与を含めて、慢性的なストレスがかかり続ける。
結果的に、自分のミスが重大な事故につながることが怖くなってしまう。
介護の仕事をやめるべきか?
介護の仕事が向いていないの?
こんな悩みを抱えた人はまずやってみることがあります。
- 施設を変えてみる
- 施設の種類を変える(老健、特別養護老人ホーム等)
- 正社員、契約社員、派遣、パートなど雇用形態を変えてみる
違う現場では人間関係でも待遇でも満足できる可能性はあります。
介護職の転職の成功と失敗注意点
介護職をやめないで、転職を成功させた人もいます。
働く時間の固定化
- 正社員から派遣社員に変更
- 早番、日勤と遅番だけを希望
日勤のみでは仕事がなかなか見つからない。
そこで、日中以外の早朝と遅番は対応可能に変更。
夫や子どもたちの協力もあって、仕事を継続することができた。
さらに、収入も派遣社員になることで、時給換算がアップ。
施設を変えたら全てが変わった
介護施設には以下のような種類があります。
- 特別養護老人ホーム(特養)
- 介護老人保健施設(老健)
- 介護付き有料老人ホーム
- 住宅型有料老人ホーム
- ケアハウス
- サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
他にも、デイサービスなどもあります。
施設が変わると何が変わるのか?
- 利用者数
- 施設内施設や設備
- サービス対象エリア
さまざまな条件が変わります。
よって、心機一転で頑張っていける人はいます。
給料重視で夜勤専従
さまざまな働き方を経験した人なら、自分が夜勤向きだと気付くこともあります。
- 給料が高い
- 生活リズムは一定になる
- 1ヶ月の勤務日数は日勤より少ない
この条件で月給は上がる可能性があります。
介護の仕事をやめてよかった人の共通点
介護をやめて異業種転職してよかった!
こう話す人の特徴をご紹介していきm佐生。
やりたいことが見つかった
- 介護が向いていると思っていたのに全く違った。
- 自分はもっと若い世代の人を相手にしているほうが楽しい。
人と関わる仕事の中でも対象者の年齢層が違う分野でやりがいを見つける人は多い。
無理をするのをやめた
- 精神的にきつい
- ストレスが溜まっている
- 上層部が現場を見ていない
自分の中で仕方がないと思って諦めてしまうことも多い。
でも心のどこかで「違う」「何か間違っている」という感情が消えない。
こんな状態から、全く違う場所で働いてみると、自分がやりたいことが見えてくることもある。
仕事探しは、難しい。
単にコーディネーターに相談してもそのサポートは単なる利益重視の誘い文句。
転職をするなら、必ず自分で行うほうがメリットが多い。
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